続発性無月経とは?

女性の体は受精卵を体内に宿しそれを育てていくために毎回子宮内膜が子宮内で作られます。

そして、子宮内膜に受精卵が着床しなかった場合にはホルモンによってその子宮内膜をはがしそれが生理と呼ばれる出血となって体外に排出されます。

正常ない状態であれば、28日周期で生理が来るのが一般的ですが、無月経と言われる全く生理がない状態の人もいるとされています。

無月経の種類

無月経は大きく分けて2種類に分かれています。

原発性無月経

満18歳を過ぎても生理が始まらない状態のことを原発性無月経と呼び、ただ単に成長が遅れているという理由の他に染色体異常やホルモン分泌異常が原因となっていることもあるため早めに対処していくのが望ましいとされています。

続発性無月経

もう一つは、続発性無月経と呼ばれるもので以前は普通に生理があったのに対し何らかの理由によって3か月以上生理がない状態のことを指します。

続発性無月経の症状

続発性無月経にはいくつかの種類があるとされています。

視床下部性無月経

まず、視床下部性無月経は、生活習慣や過剰なストレス、過度なダイエット、または過食や拒食などをくり返すことで本来であれば脳の視床下部から分泌されるホルモンによって卵子が成熟して生理が来るはずが十分にホルモンが分泌されないことで機能不全を起こしてしまい生理が来なくなる症状です。

現代女性に最も多いとされている症状で急激な体重の減少や拒食と過食をくり返す、あるいは薬の副作用などによっても起こるとされています。

子宮性無月経

子宮性無月経は人工中絶の繰り返しによる子宮内膜の癒着や、子宮内膜炎などが慢性化することで子宮内膜が正常に増殖できないことによって起こるとされている症状です。

下垂体性無月経

出産による大量出血により下垂体の機能が低下することで起こるシーハン症候群や、下垂体にできた腫瘍によってホルモン分泌が抑制されることで起こる高プロラクチン症なども含まれる下垂体性無月経も続発性無月経の一つと言われています。

プロラクチンはもともと母乳の分泌を促進するホルモンであると同時に排卵を抑制する作用もあります。何らかの理由によってプロラクチンの分泌が過剰になることで排卵が行われなくなり無月経となるのです。

多嚢胞性卵巣症候群

卵巣の中の卵胞がたくさんできてしまうことで卵巣機能が低下し不妊の原因や排卵障害、無月経を起こす多嚢胞性卵巣症候群も続発性無月経の一種です。

中には、生理が来なければ毎月面倒な思いをしなくても良いのではと考える人もいることかと思われますが、無月経状態である場合には妊娠することはないとされています。

稀に、無月経状態でも妊娠したという場合もありますがその場合には偶然が重なりたまたま排卵したところで妊娠しただけであり本来無月経の状態というのは排卵も行われないことが多いためにずっと整理がない状態というのは不妊の原因ともなりますので、早期に治療を行っていくのが良いとされているのです。

続発性無月経の治療方法について

では、続発性無月経の治療法とはどのようなことが行われるのでしょうか。

このように、無月経のはいくつかの種類があるためその症状に応じて治療法も異なるとされています。

現代女性に最も多いとされる視床下部性無月経の場合は、急激なダイエットや体重の著しい減少などが原因となっているためにホルモン剤の投与によって排卵を促進して生理を再開させること以外に体重を増やすようにしたり無茶なダイエットをしないようにするなどして体重を生理があった頃の状態に戻すことで改善することもあります。

実は体重の減少だけでなく肥満によっても無月経が起こることもあるために、肥満を解消することで生理が再開することもあるとされています。

医療機関での治療以外には、生活習慣を見直すことも効果的だとされています。

自然治癒させるには

過度なストレスを感じている場合には、カウンセリングを行いストレスを溜めすぎずすぐに解消するように努めストレスを抱える原因を取り除くことで改善を図ります。

また、不規則な生活をしているとホルモンバランスが乱れて無月経となることもありますので規則正しい生活を心がけて良質な睡眠をしっかりとるようにするなど日頃の日常生活を改めることで徐々に改善していくことも期待できるとされています。

また、腫瘍や病気などほかのことが原因として無月経が起こっている場合にはその病気の治療を行っていくことで無月経の状態を改善していくのが望ましいとされています。

高プロラクチン症によって無月経の場合にはプロラクチンの分泌を抑制する薬を服用したり、投薬治療で効果が期待できない場合には手術ということもあり得るでしょう。

前述した通り、続発性無月経の多くは生理がないこと以外の自覚症状がないために発見が遅れて進行してしまうと元の正常な状態に戻すのに非常に多くの時間や治療費を費やすことにもなりかねません。

そのため、生理が来なくなって3か月経過していた場合には早めに医療機関に受診して検査を受けることが望ましいと言えます。

早く治療を始めれば投薬治療や手術に頼らず生活習慣を変えるだけで改善することもありますので、そのまま放置せずに自分の体と向き合っていくようにしましょう。

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