流産の原因は?

女性にとって妊娠というのは、とても神秘的なことで、新しい命がお腹の中に宿ることを喜ぶ女性は多いでしょう。しかし、その反面胎児が流れてしまうことによって悲しみに暮れてしまう女性も多いのです。その原因は一体何なのか、どうすれば防ぐことができるのか、種類と原因についてまとめていきます。

種類には、「切迫」「稽留」「進行」「不全」「完全」「化学」の6つに分けられています。切迫に関してはまだそこまで至っていない状態ではありますが、リスクが高まっている状態のことを言います。また、症状により稽留と進行に分けられます。状態によって不全なのか完全なのかと区分されていくのです。

流産というのは、妊娠がわかった段階からお腹の中の赤ちゃんが体外へ出てしまうことを言います。その時期や仕方によって原因も症状も変わってきてしまいますが、一般的には22週以内に生まれてしまう場合のことを言い、この週数では胎児が体外に出ても生きていくことが困難だと言われていますので、十分に気を付けていきましょう。

妊娠初期

妊娠初期に起こりやすい早期流産は、妊娠12週未満の場合が多く、全体の約80%を占めていると言われているほど多いのです。確率的には15%前後とも言われ、経験者の多くがこの時期にしてしまうようです。この時期の場合、何らかの要因によって胎児自体が原因となり、流れてしまうようで、受精卵の異常によるものだと考えられています。受精卵が細胞分裂をしっかりできないなどの要因によるもので、母体である女性が何かをしたから起こるというものではないと考えられています。

また、胎児の染色体異常や子宮の形によるもの、母体である女性が甲状腺疾患や糖尿病を患っているなどの内分泌疾患によるものが考えられており、それらが要因になることもあるようです。この時期に起こってしまう場合、防ぎようがないとも言われているのです。母体である女性が忙しく働いていたことや、ストレスを溜めていたからという理由によって起こるのではなく、細胞分裂がうまくいかなかったことや染色体の異常によるものがほとんどの為、思い詰めてしまわないように注意が必要です。

妊娠中期

妊娠12週未満で起こるものを早期流産と呼ぶのに対し、妊娠12週から22週未満で起こるものを後期流産と言います。早期の場合は、全体の約80%ですが、後期も20%の確率で起こってしまうものなのです。妊娠中期と言われている時期は、安定期とも呼ばれ、早期のリスクが減り、母体の体もつわりなどから解放され、健やかに妊娠生活を送れるようになる時期でもあります。しかし、この安心感によって、母体が無理をしてしまうことによって起こってしまうのが、後期流産なのです。早期の場合は、胎児による問題が大きかったのに対して、後期の場合は、母体が無理をすることによって起こりやすくなってしまいます。

原因として考えられているのが、母体の子宮筋腫や子宮奇形、子宮頸管無力症、絨毛膜羊膜炎、また過度の運動やストレスがあります。特に過度の運動やストレスは経産婦さんに多いと言われ、上の子供の面倒に追われて忙しなく過ごしていることによって、リスクが高まってしまうのです。出血やお腹の張り、痛みを感じた場合はすぐに産婦人科を受診しましょう。

また、後期の場合は早期と違い、予防することができると言われていますので、そこまで怖がる必要はありませんが、安定期だからとちょっとぐらい無理をしてもよいという考えは浅はかであることも知っておいてください。それぞれの治療をしながら経過をみていくこと、日常生活では無理をしないことを心掛けましょう。

切迫

子宮内に胎児はまだ存在していて、流れそうになっている状態のことを言います。一般的な概念とは違い、妊娠を継続する可能性が残っている状態のことで、全体の約15%が体験すると言われているのです。適切な治療を受ければ問題なく継続することができることもありますが、絶対安静をしていても流れてしまう場合もあるようです。22週以降は切迫早産と名前が変わり、こちらも安静を余儀なくされるでしょう。他の流産と違うのが、まだ可能性が残されているということです。

習慣性・反復・不育症

習慣性とは、3回以上繰り返してしまった状態を言います。出産経験がある女性がその後繰り返してしまう場合は、胎児の染色体異常が考えられていますが、実際のところはよくわかっていません。反復の場合は、2回繰り返した状態のことを言います。こちらも原因はよくわかっていません。このような状態が繰り返しされていることを総称して不育症と呼ばれているようです。

お腹の中に胎児がいる状態というのは、女性にとって喜びでしかありません。その為、いきなりお腹の中からいなくなってしまうことは本当に苦しいことでしょう。全てが母体の責任ではないことをしっかり知り、自分を責め続けないように周りがフォローしていく必要があります。

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