不妊になる?クラミジア感染は早めに治療しよう

クラミジア感染とは、日本国内において最も感染者が多いとされるSTD(性病)で、感染者数はおよそ100万人以上とも言われています。なかでも10代後半から20歳にかけての感染者が、禁煙増加傾向にあり、一般の高校生を対象に調査をした結果、軽経験者のうち、女性はおよそ13.0%前後、男性は7%弱が感染しているという結果ができました。

クラミジア感染者がこれだけ増加している理由のひとつとして、男性、女性にかかわらず感染をしていても、自覚症状を感じにくいということがあります。

自覚症状が出にくいため、気付かないままパートナーに移してしまう可能性が非常に高いため、感染が拡大しやすい性病であると言えます。自覚症状が出にくいとはいえ、まったく症状がないわけではありませんので、心当たりがある場合には、気を付けて観察をすれば、もっと早くに気付くことができる可能性もあります。

男性にみられる症状

おもな症状として、男性の場合には、尿道への感染が多いため、尿道から少量ですが、サラサラとした膿や粘りのある膿などが出たり、分泌物があるなどのほか、軽い排尿痛を伴う場合もあります。また、尿道の痒みや不快感、精巣上体(副睾丸)周辺の腫れ、軽い発熱や痛みを伴う場合もあります。

男性の場合は、気付かないまま放置してしまった場合には、 「前立腺炎」 や 、精液に血液が混入してしまう「血精液症」になる場合もありますので、もしも何らかの違和感がある場合には、早めに泌尿器科などでの検査が必要です。

また、前立腺炎が原因での「血精液症」の場合には必ず治療が必要となってきます。年齢が40歳を過ぎているの男性の場合には、前立腺癌が原因となっている可能性も考えられるため、必ず早めの治療を行いましょう。

女性にみられる症状

また、女性の場合には、さらに複雑で、最初は、子宮の入口の管である「子宮頸管」へ感染することが多く、頸管粘膜の炎症である「子宮頸管炎」を起こすことが考えられます。さらに、腹腔内に進入した場合には、骨盤内で様々な症状が現れる場合があり、卵管炎を引き起こしたり、子宮外妊娠や不妊症などになるリスクが非常に高くなります。また、上腹部へ感染が進行すれば、肝周囲炎を引き起こす可能性も考えられますので、心当たりがある場合には、症状がなくても定期的な検査が必要となります。

とくに、妊娠前の女性の場合には、胎児や赤ちゃんへの影響も考えられますので、必ず定期的な検査を受けましょう。

女性のおもな症状としては、おりものが増えるため下着が汚れやすくなります。また、不正出血や下腹部の痛みもあり、性交の際の痛みを伴う場合もあります。また、オーラルセックスをすることで感染するケースもあるため、咽頭のクラミジア感染も多くなっています。

咽頭に感染した場合の症状では、喉の腫れや痛み、発熱などがありますが、自覚症状は、非常に個人差があるうえに、咽頭感染の場合は、さらに症状が出にくいと言われています。性交渉の経験がある場合には、まずは泌尿器科や婦人科、性病科、内科などの最寄りの医療機関で構いませんので、検査のうえ適切な処置を受けることが大切です。

クラミジア感染の検査方法

おもな検査方法は、男性の場合は、初尿を採取のうえ検査を行い、女性の場合には、子宮頸管からの分泌物によって検査が可能です。咽頭感染が疑われる場合には、咽頭周辺をうがい液などで調べるなど、いずれも非常に簡単な検査ですぐに結果を知ることができます。

クラミジア感染の検査費用

治療にかかる費用は診察代として5,000円程度、検査費用としては4,000円程度ですので、それほど高額ではありません。

また、お薬の代金も3,000円前後で、早期であれば、1日~1週間程度の投薬治療だけで感知することができます。適切な処置を行えばすぐに治すことができますが、劇症骨盤腹膜炎や肝周囲炎などの症状が出ている場合には、5日ほどの点滴治療になりますので、それなりに費用が必要となってくることになります。また、そのまま放置することは、将来的にさらに大きなリスクを抱えることになります。

まとめ

クラミジアに感染をしている場合には、感染していない人と比べて何倍もHIV(エイズ)への感染の確率が高くなると言われています。クラミジアが陽性の場合には、HIVに感染している可能性も高まっているため、同時にHIV(エイズ)の検査も受けておくべきでしょう。

もしも、医療機関まで行く時間がないという場合には、最近ではインターネットから、クラミジアの検査キットを郵送で取り寄せて、ご自身で尿や腟分泌液を採取したうえで、検査機関に送り、結果はWEBで確認することができるシステムなどもあります。感染の機会から3日以降であれば、検査をすることは可能ですので、心当たりがあるという場合には、ご自身で取り寄せて検査をしてみましょう。もちろん、検査の結果が陽性の場合には、医療機関をあらためて受診し治療を受けなければなりません。

また、相互感染を防ぐためにも、検査をする場合には、必ずパートナーも一緒に検査を同じタイミングで受けることが大切です。

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